12星座(サイン)理解の、3つのステップにつきまして。

わたしは、牡羊座です。

とか、自分が何座であるのかを、知っている人は、とてもたくさんいます。

この「自分は何座」という「星占い」は、今、世の中にとても広がっています。

占星術」って、この「星占い」のことでしょう?と、よく言われます。

それは、そうでもあるのですが、違っているところもあるので、まず、その説明から始めてみます。

占星術では、おもに、太陽系の10個の天体を使います。

月・水星・金星・太陽・火星・木星土星天王星海王星・(冥王星)の10個です。

占星術では、このひとつひとつが、わたしの一部をあらわしていると、考えます。

星占いの、「私は○○座です。」というのは、この10個の天体のうちの、太陽が、生まれた時に、どこの星座(サイン)にあったのか、ということを、あらわしています。

占星術では、ほかの9個の天体が、どこの星座(サイン)にあるのかも、とても重視します。

なので、占星術を知ると、「わたしは○○座」というのは、ひとつではなくて、もっとたくさんあることに、気がつきます。

わたしは、10年くらい前から、『東京星図めぐり』というのをやっています。

これは、この12の星座(サイン)のパワースポットを、実際にひとつずつ、歩いてみる、というものです。

東京という街のバースチャート(出生図)を、東京という実際の土地に投影したものを、おおもとに使っています。

現在のお空の(トランシット)の太陽が、その星座(サイン)にある時に、その場所を訪ねるようにしているので、一か月に一か所で、12星座(サイン)全部を回るには、一年間かかります。

そうすると、参加してみたいな、と思われている方から、よく、「自分の星座の時に参加すれば良いのですか?」と、たずねられます。

星座(サイン)を理解するための、入り口は、この自分の星座(サイン)を大切に思うところから、始まると思います。

そして、だんだんと、星占いから占星術に移行して行く中で、自分のサイン(星座)は、ひとつではなかったことに、気がつきます。

たいせつだと思える、自分のサイン(星座)が、増えることは、たのしいことです。

これが、サイン(星座)理解の、第二段階です。

そして、これが、第二段階だとすると、その次に、第三段階があります。

それは、12サイン(星座)、すべてが、自分にとって、大切なものだった、と、気がつく段階です。

この第三段階になると、逆に、「このサイン(星座)は得意、このサイン(星座)は不得意」と決めつけていた、自分の思い込み自体が、自分を制約するものであった、ということに、気が付いて行きます。

あんがいと、誰もが、この知らず知らずのうちの思い込みに、制約されていたりもするものです。

でも、そのことに気がつくことで、それは、変化して行くことができます。

そうなると、12サイン(星座)全部が、とてもたいせつなものと、変化して行きます。

あぁ、このサイン(星座)には、こんな良さもあったのだなぁ〜と、見かたが変わります。

すると、苦手と思い込んでいたタイプの人が、何で苦労しているのかがわかって、共感できるようになったり、いろいろと、実人生上で、変化が起きはじめます。

これはなにか、人生が、豊かになって行くような、実感です。

そして、とてもたのしくて、すてきなプロセスです。