第75回 【天秤座・蠍座地区】平川門・太田姫神社・神田明神

前回の第74回のほうに、その理由を書きましたが、これから東京星図めぐりは、「トランシットの太陽がそのサインにある時に」という、時期的な制約を外して、もっと気ままに、行きたい時に行きたい場所に行ってみる、というやり方に変えようと、思っています。

第70回の時の、路線バスの旅もとても楽しかったので、これからも、暑い時・寒い時は、バスの旅をしてみるかも知れません。

さて、今回のルートは、

こちらの本に紹介されている、ルート03を歩いてみました。

このルート03は、まず最初に大手町の将門の首塚から、そことゆえんのある神田明神までを歩くルートです。

地下鉄大手町駅C5出口から、地上に出て、将門の首塚へ。

将門の首塚は、第72回にそのレポートをアップしてありますので、どうぞそちらをご覧ください。

将門の首塚は、乙女座16度「オランウータン」に位置します。



首塚を出てると、皇居は、すぐ目の前です。




皇居のお堀に、何やら鳥たちが、集まっている場所がありました。



なかなか、かわいい鳥たちです。



見ていたら、近くに居たおばさんが、教えてくれました。「あそこに、鯉のエサがあるのよ。それを、白鳥とこの鳥たちが、ねらっているの。」

なるほど、これですね。

おばさんに、「これはカモメですかね?」と聞いたら、「私も知らないのだけど、カモメとか、都鳥とか、ユリカモメとか、そんな感じじゃあないかしら。。。」とのことでした。

真上から、しばらく白鳥を見てたのですが、たしかに、アメリカで見たグースは、このくらいの大きさでした。

通りすがりのおじさんが、「これはオオハクチョウというんだ。」と話していました。



ここから、大手門に行ったのですが、残念ながら、皇居の東御苑は、月曜日と金曜日がお休みで、中に入ることができませんでした。

それで、元いたところに戻ってきて、お堀沿いに歩きました。



前回、第69回の時に、平川門の橋をお写真に撮らなかったので、今回は、ちゃんと撮ろうと思いました。








東御苑があいている時は、この橋を渡って、平川門のほうへ行くことができます。

今回は、そこを通ってみることが、目的のひとつだったのですが、残念です。

先ほどご紹介した本にも、平川門は不浄門と書かれていますが、ネットで調べると、諸説あって、かなりの謎です。

そのことにつきましても、第69回のほうにレポートしてあります。

実際に近くまで行ってみたりしましたが、かなり浄化されている場所という印象を受けました。

そういった意味においては、ちょっとこの世のものではない感じが強い場所ですが、それは「不浄」という言葉から連想されるような良くないものの雰囲気ではなくて、むしろ淡々と明るい場所のような感じがします。

このあたりも、東京星図の場所的には、天秤座の終盤または蠍座の初期度数にあたります。



道路を渡ると、一橋徳川家の屋敷跡があります。





それを過ぎると、一ツ橋。



下を流れるのは、日本橋川というのだそうです。



しばらく道を歩いて行くと、駿河台下の交差点に出ます。




そこを渡り、お茶の水方面に、歩いて行きます。

すると、日大病院の、古いすてきな建物があります。




そこを、右に入って行くと、太田姫神社があります。

太田姫というのは、太田道灌の娘さんのことだそうです。

頃は室町時代のおはなし。姫が思い疱瘡にかかった時に、京都にある「一口稲荷神社」がきくというので祈願したところ、無事に快癒したそうです。そのお礼に江戸城内に一口稲荷を祭ったのが始まりとか。

のちに、太田姫稲荷と呼ばれるようになったのだそうですが、徳川家康江戸城大改造を行った際、御茶ノ水駅あたりの神田川沿いに移されたのだそうです。

そしてまた、昭和初期に神田川沿いに電車を通すにあたり、現在地に建物ごと移転したとのことです。(上記、参考図書より。)

こじんまりとした神社ですが、女性らしい雰囲気の神社で、ほっこりとした陽だまりみたいな暖かさを感じました。

おそらくこの神社は、天秤座の終盤度数あたりに位置すると思われますが、おみこし蔵は、ガラス張りになっていました。



おみこし蔵がガラス張りというと、第65回にレポートした、西新宿の熊野神社を、思い出します。

この、太田姫稲荷神社も、天秤座であるとすると、西新宿熊野神社と同じ、風のサインの属することになります。

風のサインは、文字通り、風通しの良さが特徴です。

太田姫稲荷神社のまわりも、ほっこりとした雰囲気の場所のように思えました。次のお写真は、神社の前の広場です。



神社の前の坂をずっと上って、御茶ノ水駅まで行きます。

面白かったのは、ひとつの坂なのに、ずっと歩いて行くと、さまざまな呼び名で呼ばれているところ。




最初は、仲坂。



次は、池田坂。



その途中で見えた、ニコライ堂
ニコライ堂は、天秤座23度「おんどり」です。



御茶ノ水駅近くでは、その坂の呼び名は、御茶ノ水仲通り。



聖橋からの、風景です。






そして、湯島聖堂がありますが、今回は寄らずにその隣の道を、通りました。

次のお写真は、湯島聖堂の塀です。



湯島聖堂の、建物の上のしゃちほこは、少し変わったデザインで、水しぶきも表現されていました。





屋根の上には、リアルな動物をかたどった置物も置かれています。


湯島聖堂の度数は、天秤座26度「互いに入れ替わる鷲と大きな白い鳩」。



そこから、神田明神へ。



参道のようすです。





門があります。このような門がある神社は、江戸時代に武家との関わりが深かった神社に多いようです。今までに行った中では、根津神社日枝神社にもありました。



御手水です。



正殿のあたりです。




神田明神は、もともとは将門の首塚近くにあったのだそうですが、江戸時代初期の1616年に、江戸城の鬼門の方角にあたるこの地に移転してきたとのことです。

神田明神の創建は、奈良時代の730年に、出雲氏族の真神田臣が出雲大社の祭神でもあるオオナムチの命を祭神として祭ったことに始まるのだそうです。

鎌倉時代平将門を祭神に加えたことで、オオナムチの命・スクナヒコナの命に続いて、三柱の神をまつることとなったそうです。

江戸時代には、江戸の総鎮守として大賑わいをしたとのこと。(上記、参考図書より。)



本殿の脇や裏手には、たくさんの神社があります。ひとつひとつの神社の、エネギーの違いを感じてみるのも、おすすめです。







ご神馬のポニーも、居ましたが、彼女はちょっと退屈しているような、感じがしました。



神田明神は、湯島聖堂とほぼ同じ、天秤座26度近辺になるのではないでしょうか。


神田明神を出て、丸ノ内線御茶ノ水駅に行くあたりには、巨大な大学病院が立ち並ぶ一帯です。

そこをずっと通り過ぎて、地下鉄に乗って帰りました。

御茶ノ水駅は、蠍座01度になります。


今日歩いた、平川門→太田姫神社→湯島聖堂神田明神御茶ノ水駅のルートは、そのほとんどが、天秤座終盤度数から、蠍座初期度数に位置しています。

天秤座の最後の5度は、総合的な知恵に関係する度数。それが、蠍座初期度数に移ることで、集中したパワーに変化すると、言われています。

この天秤座から蠍座への土地対応は、このあとは上野公園一帯へと続いて行きます。

天秤座と蠍座のエネルギー感の違いを体感するには、とても良いルートになると思います。