第12回 魚座地区 最終回

きのうは『東京星図めぐり』の最終日でした。


魚座地区で明治神宮に行きました。明治神宮は、原宿側の鳥居が改修工事中でした。


そのそばの緑の木陰のカフェで、「今日は打ち上げだし」ということで、わたしは生ビールを飲みながら、ずいぶんと長い間お話をしました。


お話の内容は、個人的な過去のお話から、明治神宮靖国神社の違い、陸軍と海軍の違いなど……。今から思うと、驚くような内容にまで展開していました。


「水」がキーワードの一日でした。「水」という象徴が、さまざまなところにあふれていました。湧き水のお水も、いただきました。御詠歌もみんな、水がテーマでした。


本殿のところには全国からの名水が奉納してあって、ここでも水でした。


そしてそのあと、明治神宮での結婚式を、わたしは始めて見ました。結婚式のあとで本殿へ参拝に行くところなのだと思いますが、屋内から行くのではなく、外に出で行きます。


神主さんのあとに、新郎新婦やご親族の方々が、一列になって歩いてゆきます。白無垢姿の新婦さんの上には、赤色の和傘が広げられ、それがまわりの樹木のしっとりとした緑色の中に、映えていました。


一般の参拝客の人たちも「おめでとう」と声をかける、とても和やかなものでした。『東京星図めぐり』の最後に、とても良いものを見させていただきました。