第58回 東京星図めぐり 蟹座地区 レポート。

きのう7月8日(日)は、第58回 東京星図めぐり蟹座地区の日でした。今回は、神社の神さまたちにとても良くナビゲートしていただいた感の強い、星図めぐりとなったように思いました。

最初に、築地本願寺の正面階段のところで、お待ち合わせをしました。

築地本願寺の入り口には「どなたでも ご自由にお入りになって お参りください。 築地本願寺」との立て札がありました。去年来た時は、気がつかなかったけど、これは築地本願寺の全体的な根本姿勢を、とても良くあらわしている言葉だなぁと、つくづく感心しました。


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今年は、築地本願寺は、残念ながら8月まで、本堂の改修工事をしているとのことで、本堂の中に入ることはできませんでした。築地本願寺のことにつきましては、《こちらの去年の蟹座地区のブログ》に、少しくわしくアップしてあります。よかったらどうぞご覧ください。

築地本願寺をあとにして、築地場内卸売市場へ。

去年の星図めぐりで、初めて場外卸売市場には行きましたが、場内に入ったのは、生まれて初めてです。場内卸売市場は、きのうはお休みの日だったのですが、入るといきなりこんな感じです。


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お休みの日とあって、場内の飲食店などは、みんなしまっていました。ちょうど「せんちひ」の映画を数日前にテレビで見たばかりだったので、昼間の眠っている飲食街の雰囲気は、ちょうどあんな感じもしました。

だけと、フォークリフトに乗っておじさんが移動していたり、大きなトラックが出入りしていたり、場内市場は完全に休んでいるわけではなくて、どこかはいつものように活気にあふれていました。

今回の目的地のひとつ、水神社(すいじんじゃ)を見つけました。わたしは地図でその存在を知った時、てっきり場外にあるものとばかり思っていましたが、それは場内にある小さな神社でした。

次の写真は、水神社の上から、場内を見下ろしたものです。


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こちらの方向からは、とても気持ちの良い気が、ふいていました。こちらの方向の先には、先月行った浜離宮などがあります。

ここにいる間、不思議とこちらの神社さんの「電波放送」にアクセスした感じで、たくさんの言葉が、わたしの口を通して出てきました。

それは、昔、動物園に行くと、100円とかを入れると、その動物の解説をしてくれる解説の電話機みたいのがありましたが、ちょっとそれに似ているかんじでした。水神社さま、どうもありがとうございます。

いずれにしても、場内市場は、とにくかく活気にあふれた場所ですね。そうだよなぁ、蟹座は、活動宮なんだよなぁ、と思いました。それが、目で見える感じです。

お寿司屋さんやお魚屋さんや八百屋さんは、威勢が良いですが、その威勢の良いエネルギーが、生ものを扱う時には、とても大事ですよね。腐らない感じです。それが、場内市場には満ちあふれていて、ちょっとこういう場所は、やはり他には無いと、思いました。

外国人の観光客の方たちが、ぜひ行ってみたい人気スポットなのも、とてもうなづけました。お休みの日に行ってさえ、そう思うのですから、開店している日は、ましてやでしょうね。

外市場も独特の雰囲気ありますが、場内はほんとうに、別世界な感じがします。「江戸っ子でぇ」という心意気が、今も生きている、そんな場所のようにも思えました。めちゃくちゃ元気な場所です。


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場内市場への入り口は、何箇所かあるようです、上の写真はトラックとかの出入りする出入り口ですが、このような現代風のところもありました。

築地場内市場のマグロせり場を見学したい時には、お魚普及センター(勝鬨橋の近くにある)で、午前05時から受け付けをします。受付をしてない人は、入ることができないそうです。そして、先着120人で、受付は終了。

先着順に、前半の60人は、午前05時25分から05時50分まで、後半の60人は、午前05時50分から午前06時15分まで、見学ができるとのこと。

仲卸売り場は、午前9時以降見学できるそうです。(以上、門のところで頂いた一般財団法人東京都中央卸売市場環境整備協会のちらしより)

このあと、波除け神社に行きました。海幸橋(かいこうばし)門という名前の、小さな場内と場外の出入り口の近くに、波除け神社はありました。

こちらの神社さんのお祭が、地下鉄のニュースに取り上げられているのを、少し前に見つけたりしました。「あ、来月行くことにしている神社さんだ。」と読んでみたら、今年の6月7日から10日まで、350年の節目の年の「つきじ獅子祭」が、行われると書いてありました。


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その、お祭りでもかつがれた大きな獅子の頭は、神社の入り口の左右に、いつもまつられています。


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このあと、場外市場のお店の一軒で、海鮮丼の昼食をとりました。残念ながら、お写真を撮るのは、忘れてしまいました。1500円で、たくさんの具がのっていました。

外市場をあとにして、月島に歩いて行きます。写真は、その途中隅田川にかかる勝鬨橋(かちどきばし)。海の近くなので、川幅はとても広いです。またこのあたりの川岸や橋げたには、藤壺のような海の生物がたくさんくっついていたりします。

隅田川には、いろいろなデザインの遊覧船や屋形船が、行き来していました。


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写真は、月島のもんじゃ屋さん街です。ちょうど三時くらいだったので、お昼でもなく夕方でもないので、人はまばらでした。


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このもんじゃ外の中央あたりのスーパーの近くに、月島温泉があります。


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中に入ったことはまだありませんが、蟹座地区の温泉なので、きっとまったりゆったりできるところなのではないかと、思います。

このあと、昔ながらの月島の風情の残る「佃」の方面へと歩きました。


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その途中の、ほんとうに細い路地に、この写真のような場所を見つけ、行ってみることにしました。

そこは、「佃天台子育て地蔵尊」が祭られている、小さいけれどもとても不思議な空間でした。大きなイチョウの大木が、建物の中から突き出して生えていました。


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佃天台地蔵尊の所在地は、東京都中央区佃一丁目九番六号で、東京メトロ有楽町線都営地下鉄大江戸線月島駅六番口から徒歩三分のところにあります。

そのあと、住吉神社に行くことにしました。住吉神社は、ここ数年はお参りしていませんが、東京星図めぐりを始めた頃の数年間は、毎回お参りしていた神社です。

そちらに向かって歩いて行ったら、道路の途中でたくさんの人たちが、泥だらけになりながら、大きな掛け声をかけたりして、何かやっています。

近づいてみてみたら、何やら相当古い感じの、とても大きな使い古した泥だらけの木材を、転がしたりしながら運んでいました。


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いったい何なのか、とても不思議で、興味を持って、近くにいたおじさんに聞いてみたら、住吉神社のお祭で使うのぼり旗を立てる木材を、川の中から掘り出しているところ、とのこと。びっくりでした。


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こんな大きなクレーン車が、川の中から、一本一本、巨大な木材を引きあげています。


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上の写真は、川の中にいる、掘り出した木材を、洗う係りの人たち。


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上の写真は、川の中に埋められている木材を、掘り出す係りの人たち。


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こちらが、住吉神社のお祭のポスター。お祭は8月3日4日5日6日に開催されるそうです。三年に一度の開催だそうで、地元の人たちは総力を挙げて、お祭りの準備をしている感じでした。


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川の中から掘り出した大きな木材を立てる穴も、街のあちこちには掘られていました。

お祭に使う巨大な材木を、まさか、川の中に保管しているなんて。そして3年ごとのお祭のたびに、それを掘り出して使うなんて、想像もつきませんでした。

とてもめずらしいところを見させていただいて、住吉神社さんありがとうございます、と思いました。

住吉神社を参拝し、そのあと、隅田川の川沿いに出ました。


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家に帰ってから、地図で調べたら、月島もこのあたりは、途中から獅子座地区に入ることがわかりました。

月島は、比較的中心の皇居に近いところに位置しているので、北の端は、獅子座地区、そのほとんどは蟹座地区、そして南の端は、双子座地区に位置しているみたいです。

佃の住吉神社のお祭りの準備の光景を、目の当たりに体感できたりして、その土地の神さまと、そこのお祭を通して得られる、地域の結びつき一体感パワーなどにも触れることができました。

よく蟹座は、「民族の心」などと深い結びつきがあるサインと言われますが、そういう何か心の根っこの結びつきのようなものは、今もこの築地から月島の一帯には、あふれているようにも思えました。

来月の東京星図めぐりは、8月05日(日)に、獅子座地区に行きます。
募集内容などにつきましては、どうぞ《こちら》をご覧ください。
みなさまのご参加を、お待ちいたしております。