第66回 東京星図めぐり 魚座地区レポート。

今日は、星図めぐり魚座地区で、高尾山に行きました。


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京王線高尾山口駅の改札出たところでお待ち合わせをし、そのあと、高尾山参道のほうに、昼食のお蕎麦屋さんを探しに歩いて行きました。

高尾山参道のあたりには、お蕎麦屋さんがたくさんあります。駅に「高尾山そばマップ」というのが置いてあって、それを見ながら行きました。

それによると全部で19軒の蕎麦屋さんがあるみたいでした。

私たちはその中の、「栄茶屋本店」というお店に行きました。なんとそこは、数年前に高尾山に行った時にも入ったお店でした。

記憶がもうあいまいになっていたので、まさか同じお店とは思わなかったのですが、中に入ったら、たしかに記憶の通りのお店だったので、多分間違いないと思いました。


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写真は、そのお店の入り口の軒下に下がっていた、「新そばできました」の合図だとか。おいしいお蕎麦でしたが、残念ながらお写真を撮るのを、忘れてしまいました。

その店でお蕎麦を食べていたら、修験道の先達さんたちがほら貝を吹きながら、店の前の道を歩いて行きました。

お蕎麦を食べ終わってから、そちらのほうに行ったら、不動院のあたりで先達さんたちが休憩をしていました。

中には、たいへん美しい女性の先達さんもおられて、カメラを向けましたら快く撮影に応じてくださいました。


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火渡り祭が始まるまでには、まだ時間があったので、少し参道を登ってみて、20分くらいあるいて、また降りてきました。


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そのあと、火渡り祭の会場へ。


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そこには、消防車も何台か、待機していました。


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私たちは、火渡りに参加する列に、並びました。そこからは、祭の会場は見えなくて、こんな感じでした。


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列を離れて、会場を見下ろす場所から写真を撮ると、会場はこんな感じになっていました。


午後1時に火渡り祭が始まって、しばらくして、東日本震災の犠牲者の方たちのご冥福を祈るお経があげられました。

たくさんの人たちと、読経の中ご冥福を祈る祈りは、このような感じなのかと、そのことを体験できたことも、私にとってとても貴重なものとなりました。

読経の流れが大きな雲となって、その雲の上にひとりひとりの祈りが乗って、運ばれて行くように思えました。

読経の流れが手助けしてくれるので、一人で祈る時よりも、ずっと楽に祈れる感じがしました。

お焚きあげが始まりました。


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だんだんと、火の勢いが落ちて行って、いよいよ火渡りが始まります。


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一番最初に渡る行者さまは、凄い!と思いました。

お焚き上げをした場所に、二筋の通れる道ができるのですが、実際に体験してみると、私たちは何百人か後なのですが、それでも火種を踏むと、お灸した時みたいに、熱いのです!

火渡りは、予想以上に、熱いものでした。
ビックリでした。

先達さんが、火渡りをしたあと、いよいよ一般参加者の、火渡りが始まりました。

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並んでいた列が少しずつ動き始め、火渡り会場に近づいて行きます。


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火渡り会場の真横から写真が撮れました。一番臨場感があると思います。


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体の悪い方や、子ども連れの方が渡るときは、先達さんが寄り添ってかばいながら一緒に渡ってくださっていました。

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ほら貝の、お写真です。

ほら貝はきっと、音を出すのはとても難しいのだろうと思います。聞いていると、そういう感じの音でした。音は一音だけではなくて、高い音も出していました。こんな大きな貝は、いったいどこに棲息しているのでしょう?きっと南のほうだろうね、と、想像したりもしました。

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次のお写真が、火渡りする前に撮ったお写真ですが、自分の番が近づくと、そのことにかなり集中するので、写真を撮るゆとりはありません。

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まず、裸足になります。

次に、順番が来たら、俵の上にお塩が山盛りに盛られているところがあるので、そこに立ちます。

スタートの時は、行者さんが気合の入った掛け声をかけて、それで体の一部(どこだったか、忘れてしまったのですが)を、お祓いしてくれるみたいです。

火渡りは、熱かったです。

もっと真似事っぽいものと、たかをくくっていましたが、なかなか本物な感じでした。

ゴールのところにも、俵の上に盛り塩があって、そこに立つと、ゴールのところの先達さんが、よくやったね、という感じに、背中をお祓いしてくれます。

その間、ずっと、たくさんの行者さんたちが、真言を唱えていてくださるのですが、それが、火渡りをしているときは、私のために唱えてくれる真言に変わる感じです。

火による浄化に加えて、行者さんが、スタートとゴールでお祓いをしてくださって、そして、たくさんの行者さんたちの気が合わさって、それが火渡りをしている人たちに向けられるので、一度オフになって、それから良い気に満たされるような、そんな感じがしました。

火渡りは、体験してみると、見ているだけではわからない感じが、伝わると思います。

最後に、大僧正も右肩を、お祓いしてくださいます。


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上の写真は、全部終わって、靴を履くところから、会場を撮った写真です。

火除けのお守りも、500円で売っていました。

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次の写真は、帰り道通った、お饅頭屋さんの写真です。

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この後、本屋さんのところを通ったら、『日本の霊場をゆく』というムック本が目に入り、さっそく購入しました。

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火渡りの時も、どこどこ先達と、参加している先達さんの講の名前がたくさん読み上げられていましたが、この本にも、39の山の修験霊場が、紹介されています。

高尾山の火渡り祭も、紹介されていました。

東京星図めぐりは、次回からは少しスタイルを変えて開催いたします。毎月、それぞれのサインを訪ねるレポートは、今まで通りにアップしてゆく予定です。

またこれからも、どうぞよろしくお願いします。