第72回 東京星図めぐり 乙女座地区
【将門の首塚】
まず、大手町にある、将門の首塚に、行ってみました。
将門の首塚は、『運命を導く東京星図』松村潔、著 2003年 ダイアモンド社の、乙女座のところにも取り上げられているスポットなのですが、今までは、何となく恐いような気がして、行っていませんでした。
将門の首塚は、荒俣宏さんの『帝都物語』で有名になった場所なのだそうです。
みなさんは、『帝都物語』はご存知ですか?私は残念ながら、良く知りません。
C5出口から外を見ると、こんな感じ。
地上に出ると、そこには、三井物産のビルが、そびえています。
乙女座地区らしい、オフィス街ですが、エリートサラリーマンが行き交うような緊張感があります。
後ろを振り向くと、そこは、皇居。
皇居は、中心地でありながら、ゼロポイントの森だと、あらためて思いました。
C5出口の目の前に見えているのが、将門の首塚です。
将門の首塚は、東京星図では、乙女座の16度「オランウータン」の度数です。
入り口から、中を見ると、こんな感じ。
これが将門の首塚です。
首塚の両脇には、大小さまざまなたくさんのかえるが、置かれていました。
たしかに、殺伐としたオフィス街の中に、ここは、対極の魚座が流れ込んでいる場所のように、思えました。
こういう場所があることで、大きなバランスが、とれているようにも思えます。
将門の首塚のいわれが書いてある立札が、いくつか立っています。
私は、この日の夜、たいへんな立身出世をする夢を見ました。
その出世のスケールが、なかなか半端無い感じでした。
今でも、将門の首塚には、たくさんの花束が捧げられています。
☆
【両国ランチ】
こちらが、両国の国技館の裏側にある、江戸東京博物館の建物です。
この写真で、建物の一番上のほうに、ガラス張りになっているところ。
そこが、桜茶寮というレストランです。
桜茶寮の公式HPは、《こちら》です。
スクロールした、一番下にあります。
桜茶寮からのながめは、とても良いです。
御料理も、いろいろな価格のものがあります。
平日は、ランチ時も、たいてい空いていたりもします。
ただし、お休みの日は、順番待ちの人たちで行列になったりしますので、ご注意ください。
こちらが、1500円の、お弁当です。
桜茶寮には、めずらしい東京の地酒が、二種類おいてあります。
北区のものと、奥多摩のものだったと思います。
奥多摩の「澤ノ井」も、とてもおいしいです。
☆
だいぶ前の東京星図めぐりで、ここに来た時、参加者の方たちがみなさんお酒好きな方で、「遠藤さん、のみましょう。」ということで、酒盛りになったことを、懐かしく思い出します。
そうは言いましても、わたしは占星術リーディングがありますから、その時は呑まなかったのですが、後にも先にも、公式の星図めぐりのランチが呑み会になったのは、この時だけでした。
でも、呑みの席もとても楽しくて、UFOのお話しとか、いろいろなお話が飛び交いました。
お酒が好きというと、ロジック的には、海王星や魚座などを思い浮かべますが、経験的には、乙女座が強い方も、けっこう多いように思います。
私も乙女座は強いほうだと思いますが、やはり、お酒は好きかも知れません。
その感覚からすると、乙女座というサインは、いつもちょっと、巨人の星の「強制ギブス」を、きちんと着けているようなところがあるのです。
お酒を飲むとそれが外れるので、やれやれと、解放される感があります。
いずれにしましても、その時から、この桜茶寮に、私はときどき行くようになりました。
ながめの良さも、開放感をもたらしてくれます。
☆
【旧安田庭園】
旧安田庭園は、両国駅から向って、ちょうど国技館の後ろ側にあります。
江戸東京博物館の7階の桜茶寮の窓から、見下ろすところなので、何の敷地なのかと気になって調べました。
その、旧安田庭園にあるのではないのですが、そのすぐ隣に、とても立派なドーム型の屋根を持つ建造物も建っていて、上から見下ろすと、少し不思議な感じでした。
旧安田庭園の、入口のお写真です。
次が、安田庭園の説明文です。
もと常陸国笠間藩主本庄因幡守宗資により元禄年間(1688〜1703)に築造されたと伝えられる、隅田川の水を導いた汐入回遊式庭園です。明治維新後は、旧備前岡山藩主池田侯の邸となり、次いで安田善次郎氏の所有となりました。氏の没後大正11年東京市に寄附されました。関東大震災後、太平洋戦争を経て東京都から墨田区に移管され、全面的改修を行い、復元、開園しています。
旧安田庭園は、浅い水の池が中心の、こじんまりとした庭園です。
年配の男の常連さんらしき人達が、たくさんたたずんでいたのが、印象的です。
なかなか上手に言葉に変換できないのですが、ここの池には、他の場所には無い、癒し力を感じました。
あの癒し力は何だったのだろう?と考えていたのですが、すぐおとなりに、国技館があることとも、ひょっとしたら何か関係しているのかも知れません。
男と女というような対極の場合、とても男っぽい男の人とは、とても女っぽい女性が対になったりしますが、何かそれに似たような、土地のエネルギーのバランスみたいなものが、感じられました。
国技館がすぐお隣にあるので、この庭園の池は、やさしい女性性を持っているような、そんな感じがしました。
その女性力が、中年や初老の男性たちを引きつけて、癒しているように、思えました。
☆
【両国国技館】
旧安田庭園を出て、両国の駅に向かいます。
このあたりの地名。
次の写真は、国技館の前。
この日は、秋場所中でした。
登り旗がたくさん立っていました。
両国国技館の前には、櫓(やぐら)のような建造物があります。
そのてっぺんからは、あまり見たことのないものが、突き出ていました。
何かのサインだと思います。もしくは、おまじない?。
お相撲は、神事だったとのことですが、このあたりが元気を無くすのは、良いことでは無いように、思えました。
大地からの生命力が、お相撲さんの中に蓄えられて、形になっているように、感じられました。
両国駅です。