第88回 東京星図めぐり 【射手座地区】 六義園・妙義神社・古河庭園

雨あがりの翌日、とてもお天気の良い日に、射手座地区に行ってきました。

まずは、朝の、駒込駅のお写真から。


デジカメが写真に写ってしまいました(汗。。。)ガラス窓があったので。



最初に向かったのは、六義園です。


六義園は、五代将軍・徳川綱吉の信任が厚かった川越藩主・柳沢吉保が元禄15年(1702年)に築園した和歌の趣味を基調とする『回遊式築山泉水』の大名庭園です。」と、園で配られているパンフレットには書かれています。


「江戸時代の大名庭園の中でも代表的なもので、明治時代に入って、三菱の創設者である岩崎弥太郎の別邸となりました。」(同上より)


開園面積、87809㎡


六義園では、いつもは開いてない、染井門が解放されていました。染井門は、広大な六義園の中で、一番駒込駅に近いので、ここが開いていると、とても便利です。




東京都内では、紅葉の名所とされていて、この時期夜間のライトアップもされています。


それでは、このあとはしばらく、六義園のようすをお楽しみください。





























































































































































この日のランチは、地元の古くからあるお蕎麦屋さん、「総本家 小松庵」でいただきました。

小松庵さんは、少し前までは、旧来の別の場所にお店がありましたが、今回行ってみたら、この六義園の染井門のところに、お引越しされていることがわかり、ビックリでした。

新しいお店は、まるでフレンチのお店みたいな外観の二階になっていました。お味は変わらす、とてもおいしかったです。「じゃんげ」という、季節限定のめずらしい日本酒もありました。




六義園をあとにして、こんどは古河庭園に向かいます。

その途中で、妙義神社の参道を見つけ、お参りして来ました。









妙義神社の隣には、教会もありました。




これは、歩いている道の途中の、花屋さんの店先のお写真。とてもきれいでした。




道の先に、高い石垣が見えてきました。旧古河庭園です。




旧古河庭園の、正門です。







旧古河庭園とは。「武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。この庭園はもと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、次男が古河家の養子になった時、古河家の所有となりました。(この当時の建物は現存していません。)

現在の洋館と洋風庭園の設計者は、明治から大正にかけて、鹿鳴館ニコライ堂旧岩崎邸庭園洋館などを手がけ、日本の建築界の発展に多大な貢献をした、英国人建築家のジョサイア・コンドル(1852〜1920年)です。」(入り口で配られているパンフレットより。)

開園面積 30780㎡

























































































































旧古河庭園の洋館に入るには、一周するのに約1時間という洋館見学に申し込むか、喫茶室の利用をするか、どちらかのようです。見学は800円。入園料とは別に支払うとのこと。一日に三回実施されているようでした。

だいぶ以前のことですが、私の好きな立体造形の作家さんが、この洋館で作品展示をしていたことがありました。

六義園旧古河庭園は、「園結び」入場引換券というのが発売されていて、それを使うと50円ですが入園料が安くなります。

でも、六義園旧古河庭園では、運営母体が違うのかも知れなくて、六義園では、売店でビールや日本酒も売られていましたが、旧古河庭園では、アルコールは販売されていませんでした。(ただ、六義園でも、アルコールの販売は、今の紅葉の時期だけなのかも知れないです。)




旧古河庭園をあとにして、再びJR駒込駅へ。

お写真は、朝撮ったのと同じ場所から撮った、夕方の駒込駅です。





今回は、ちょうどトランシットの太陽がこのあたりにある時に、二つの庭園を訪れることになりました。

六義園旧古河庭園は、射手座の初期度数にあります。正確な度数の絞り込みは、なかなか難しいのですが、六義園は射手座の6度から13度あたりにあるかもしれません。

同じ射手座の6度から13度には、小石川後楽園があります。

敷地面積は、旧古河庭園のほうが小さいので、13度までは届かないのですが、旧古河庭園も、この射手座6度あたりからのラインの延長線上にあります。

ほぼ、同じラインの線上に、著名な庭園跡が3つもあるのは、めずらしいのではないでしょうか。

家に帰って、どうしてなのかな?と考えていた時に、ちょうどハヤブサ2号についてのテレビ番組をやっていました。

これから宇宙開発に大切なことは何ですが?というインタビュアーの質問に、開発担当の方は「豊かな想像力です。」と答えられていたのが、印象的でした。

宇宙に行くことも、はるか遠くを目指す射手座の象意のひとつということができるわけですが、その開発には、豊かな想像力が必要だというお話は、この同じラインに3つの庭園跡があるということへの、ひとつのヒントを示しているかも知れません。

当時の所有者であった、国家というスケールでの、政治なり経営なりの、重鎮でもありトップランナーでもある人たちが、さまざまなかじ取りをしてゆく時にも、豊かな発想力は必要なのかも知れないですね。

想像力は創造力につながって行きますものね。

東京星図では、射手座に土星が入ってるので、その豊かな発想力を、政治や経営という現実的な社会性に結び付けるパワーを持っているのかも知れないと思いました。

東京星図でのその土星は、牡羊座海王星ともトラインなので、ましてや、ですね。